| ■「礼記大全」の紹介 |
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『礼記大全(らいきたいぜん)』は、中国の古代思想・儒教の基本聖典(「五経」といいます)の一 |
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つ、『礼記』の注釈書で、明(みん)の時代、15世紀初めに成立しました。本校所蔵本は、明の終わ |
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り頃、17世紀初頭に中国で出版されたものです。 |
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本には出版された年月日の記載はありません。しかし、紙の色や模様、退色の具合や、字体・印刷 |
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の形式など、さまざまな特徴から、その頃に印刷されたものであるとわかりました。三重県立図書館 |
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にある同時代の本と見比べたり、全国に十数点残っている『礼記大全』の情報その他、いろいろ調べ |
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てみて、そのように推測できたのです。画像をご覧ください。美しい文字はまさに〈明朝体〉ですね。 |
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こんな古い本がなぜ本校の図書館にあったかというと、昭和のおわり、本校が生まれてまだ間もな |
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い頃に、当時社会科を教えていたある先生が、図書館に寄贈して下さったものでした。純粋な漢文で |
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書かれていて読むのにたいへん難しい本のため、以来ずっと書庫にしまってあったのです。表面に押 |
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してある印は、江戸時代のおわり頃、書画の鑑定家で本の収集家でもあった安西雲煙(あんざいうん |
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えん)という人の蔵書印です。400年ほど前に中国で出版され、東シナ海を越えて日本に運ばれた本 |
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が、いろんな人の手を経て、今本校にある、という訳なのです。興味のある人はぜひ手にとって見て |
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ください。歴史や文化の息吹を感じとることができるかもしれません。 |
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『礼記大全』 |
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明 胡廣等勅纂修 張瑞圖 沈正宗 校 26cm×16cm 四つ目綴 16冊 刊本 |
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(三重県立四日市西高等学校図書室所蔵本) |